[形態・生態]
体長6〜7cmの中深層性(生息水深40〜240m)のオキエビ科に属する小型のエビである。生態は白色透明で脚部や尾部など部分的に薄い紅色をしていて、死ぬとすぐ白く不透明になる。日本近海、インド洋、地中海、大西洋に広く分布しているが、漁業として漁獲が行われているのは富山湾だけである。


[漁 獲] 
 白えびは、富山湾の神通川河口、庄川河口、常願寺川河口などの『あいがめ』と呼ばれる海底谷の水深100〜300mのところに生息している。それを長さ200〜300mの特殊な底曳網を使って獲る。なお、漁獲期は4月〜11月である。
ただ、現在は冷凍の技術が良くなり、漁期中に捕ったものを超低温冷凍庫に保存し、それを自然塩水を流しながら機械で殻むき加工するので、年中『生』で扱えるようになりました。
最盛期の時も、一度冷凍してから殻むきをします。(味は年中変わりません。)

 世界中に白えびの仲間が約30数種いると言われています。日本での白えびの仲間は一種だけです。今まで、駿河湾、千葉県沿岸、紀伊半島、豊後水道などで採集されていますから、日本中に住んでいるといえるでしょうが、漁業によってたくさん漁獲している所は、上記の3ケ所です。

 新湊市では、昭和44年『庄川河口の沖合2・のおぼれ谷』を市の文化財に指定し、白えび漁場の保護を行っています。漁業は江戸時代から盛んに行われていたようですが、いつ頃からということは、はっきり分かっておりません。スケソウダラの胃中に沢山の白えびが見られた事から漁業が始まったと言われています。
 
 明治大正時代には、600隻ぐらいの船が白えび漁業を行っていたようですが、現在では33隻が行っており、4〜11月までの間で、年間400トン程度を漁獲しています。

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